インターアート7セレクション
町田良太「光が降り積む」
町田良太「光が降り積む」
会期|2023年2月1日(水)~2月12日(日)
時間|水-金13:00-19:30 土日祝12:00-18:00
休廊日|月火
町田 良太(Machida Ryota)
1972年 神奈川県生まれ。東京都在住。
2008年より独学にて写真を学び撮影を始める。
物事の理(ことわり)や本質、思想といった肉眼では認識することができない“何か”を、写真そして写真プリントを使うことで像として現出させ、ファインプリントとして定着させることを目指して作品制作を行っている。
主な個展:
2020 町田良太作品展 「Blueprint」Gallery TK2
2019 町田良太作品展 「記憶の行方」インターアート7
2018 町田良太作品展 「Resonance -共振-」インターアート7
主なグループ展:
2020 「真夏の夜の夢」Gallery TK2
「MOVED and NEW:I 」Gallery TK2
2019 「真夏の夜の夢」インターアート7
2018 「真夏の夜の夢」インターアート7
「fotofever 2018」CARROUSEL DU LOUVRE/インターアート7
2017 「fotofever 2017」CARROUSEL DU LOUVRE/インターアート7
ステートメント:
光が降り積む
光とは非常に不思議な存在で、かつて様々な科学者が光は波であるとする「波動説」、そして光は粒子であるとする「粒子説」を唱えてきた。光が、「波」でなければ説明できない性質と、そして「粒子」でなければ説明できない性質を併せもつからである。現代では、素粒子論により“光子”という概念を与えられており、
- 光とは物質の一部で発生した電磁波であり、且つ、電気力や電磁力を媒介する素粒子でもあり、人間や生物は電磁波の周波数の特定の範囲の部分を可視光として知覚している -
という存在だが、量子論や素粒子論に縁のない私には、結局のところ不思議な存在だ、としか表すことしかできない。
写真は光によるエネルギーを銀や塩素の化学反応に変換するところからその表現がスタートし、現代のデジタルカメラに於いてもその化学反応の部分を電気信号への変換に置き換えただけの話である。つまり、光は物質、粒子であり、フィルムなりイメージセンサーに衝突したエネルギーを基に構成されている表現、と理解するほうが、写真を表現の手段として使っている自分の感覚には合致する。そこで、今回は光に対する学術的な見解は横に置き、その自分の感覚に基づいて、もし光が微細な粒子だったら?という出発点から作品制作を行った。降り注いだ光が、まるで雪のように降り積もっていたらこう見えるだろうという光に対する私の解釈を、特殊な改造を行ったカメラで撮影した赤外線写真で表現したものである。
世界の全てに、光は降り積む。
Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階
都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分
メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分
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TEL 03-3527-2226