インターアート7セレクション
赤松 亜美 「風のシンド」
赤松 亜美 「風のシンド」
会期|2023年12月06日(水)~12月17日(日)
時間|水-金13:00-19:30 土日祝12:00-18:00 月火休廊
会場|Gallery TK2 東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F
東日本橋駅、馬喰横山駅から2~3分、馬喰町駅から6分、小伝馬町駅から8分
https://www.interart7.com/akamatsuami
赤松亜美は、風景の描写において独創的なアプローチを用い、その結果の作品表現が非常に魅力的なものになっています。 下記の作家ステートメントにあるように、庭先での草花のスケッチを通じて感じた風や、旅行先での海風などの要素を取り入れ、それらが組み合わさることで新しい風景が生まれる瞬間を表現しています。
その独特な発想は、観る者に深い感動と共感を呼び起こしてくれます。赤松の作品を鑑賞することで風景が広がり、見る者が自らの経験や感覚と結びつく瞬間が訪れます。 描かれた風景は、ただ静的なものではなく、動的で変化に富んだものとしても感じられる作品です。
さらに興味深いのは、赤松がステートメントで「人は目の前に見たいものを見ているのだと思う」と述べている点です。これは鑑賞者に自らの解釈や感覚を持ち込む余地を与え、絵画が単なるビジュアル表現だけでなく、感情や記憶とも深い関わりを持つことを示唆しているのだと思われます。 そのため、赤松の作品を見る際には、鑑賞者一人一人が自身の経験と記憶をたどりながら、新しい発見ができそうです。 赤松が制作意図として述べている「絵を見てくれた方の風景が私の絵に重なり広がって見えるといいなと思いながら制作」という考えは、結果的に作品が視覚的な共感を促し、鑑賞者と作家・作品との間に結びつきを生み出しているようです。
作家ステートメント:
庭先で草花のスケッチをしながら風を感じていますと、ふと、旅行先で感じた海風を思い出し、目の前に全く違った風景が重なり広がってみえました。
人は目の前に見たいものを見ているのだと思うと面白く、目の前の風景と、旅先の風景の間を行ったりきたりしながら描いていました。
そういったきっかけをくれた風のような絵を描きたいです。
そして、絵を見てくれた方の風景が私の絵に重なり広がって見えるといいなと思いながら制作しています。
赤松 亜美 (Akamatsu Ami)
1987大阪生まれ
2012大阪芸術大学・美術学科卒業
主な展示:
2023 個展「あわいのつい」/宝塚市立文化芸術センター
2023 ART FAIR TOKYO/東京国際フォーラム Gallery TK2から出展
2023 KOBE ART MARCHE/神戸オリエンタルホテル
2022 個展「風のリョウイキ」/Gallery TK2
2022 個展「あわい移ろいつつ」/KAZE ART PLANNING
2021 TEGAMI-それぞれの10年展/前橋市文化芸術れんが蔵
2020 ART OSAKA/山川ビル
2019 大阪・ハンブルク友好提携都市30周年記念個展-月の歌に、小鳥はステップをふむ-/ギャラリー 螺(大阪)
2019 ART NAGOYA/Castle Hotel
2018 IDM TOKYO 2018 空間提案『1.6㎡の至福』/スパイラルホール
2018 AFAF/ホテルオークラ
2018 ART FORMOSA/Elis hotel(台北)
2018 詩画集「あわいと暮らす」 出版
2018 個展「あわい」/ギャラリー風
Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階
都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分
メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分
e-Mail info@interart7.com
TEL 03-3527-2226