インターアート7セレクション
いわかわあき 「Night sky parade」
いわかわ あき 「Night sky parade」
会期|2023年9月13日(水)~9月24日(日)
時間|水-金13:00-19:30 土日祝12:00-18:00
月火休廊
会場|Gallery TK2 東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F
東日本橋駅、馬喰横山駅から2~3分、馬喰町駅から6分、小伝馬町駅から8分
ギャラリートークを開催します: 9月23日(土)14時~ 予約不要
いわかわ あき さんの今回の展示は、彼女の幼少期から現在に至るまでの生活環境と経験が、彼女の作品制作において、大きな影響を与えていることを示唆しています。 自然との触れ合いが豊かな環境で自由に遊んでいた小さいころと、東京へ来てからの喧騒や華やかさのある昼と、夜の静けさへの変化を楽しみ、夜のそれが小さいころと変わっていないこと。
このような経験が、彼女の絵画に自然界や夜空の美しさ、内省的な要素が反映され、それが自己表現と対話を大切にし、変わらぬ価値を見出す作品の源泉となっています。
作家ステートメント:
幼少期、週に1回だけ母親が先生をやっている遠方の幼稚園に通い、残りの日はいわゆるホームスクールのようなスタイルで家で過ごしていた。
ホームスクールと言ってもほとんどの遊んでいるだけだったが、とりわけ庭に出ては植物や昆虫を観察、双眼鏡を覗いては野鳥や遠くの道ゆく人々を観察するのを好んでいた。
そんな思い出が日常の過ごし方で覚えている遊び方だ。
と言っても寂しい訳ではない。夕方になれば兄と姉が帰ってくる。
私が5歳の頃には妹も生まれる。
小学生に上がるとそんな1人遊びの時間は昼間から夜に変わる。
習い事の帰り、迎えの車のフロントガラス越しに星を観察していた。
カゲロウが家に迷い込んでしまった時は、そのカゲロウの珍しさに一生懸命観察して絵を描いた。
とても綺麗に彗星が観れると話題になった時(あの時期だとヘール・ボップ彗星だっただろうか)はそれも絵に描いたのを覚えている。
賑やかな家庭の中で、1人の時間はとても大切な時間で、私はその時間がとても満足感のあるものだった。
幼少期の頃も夜空を眺めることも多かった(例の如く「観察」だ)が、上京してからは何かにつけ夜空を見上げる事が多い。
日常的で忙しない昼間の街から、夜になるとガラリと表情を変えてビルの明かりとネオンやイルミネーションが現れる。
非日常が溢れる都会の夜は刺激的で心惹かれるが、一転して自宅付近まで戻ってくると喧騒から遠ざかり、静かな空気が続く。
そいう時にふと空を見上げる。「今日は結構星が見えるなー」だとか「なんだか忍者だ出てきそうな雲だなー」だとか「綺麗な朧月夜だな」だとか…。
何度も見たことあるその不変的な景色に安心感を覚える。
それは、賑やかな環境で1人の時間を大切にしていたあの頃の自分と変わらない。
自分自身と対話する大切な時間は、それと両極にある環境の賑やかさがあってこそ、より貴重なものと感じる事ができるのかもしれない。
今回の「Night sky parade」はその両極の絶妙なバランスの上に成り立っている安らぎを表現できたらと思っている。
いわかわ あき |Iwakawa Aki
2010 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻 卒業
主な展示歴:
2023 「ヒト展2」/Gallery TK2
個展「NEW」/ギャラリーうみねこ
2022 「ヒト展」/Gallery TK2
個展「モノローグ」/Gallery TK2
Beyond Ⅰ/Gallery ART POINT
個展「MINI」/サックス
2021 「喜怒哀楽」/Gallery TK2
個展「時をかたる」/世田谷美術館区民ギャラリー
個展/カフェツタンカーメン
2020 晋宝会15周年記念会/宝生能楽堂
2019 個展「なんてことない すてきな ひ」/文房堂ギャラリーカフェ
個展/Hair salon ananda
個展「みてきく」/文房堂ギャラリー
Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階
都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分
メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分
e-Mail info@interart7.com
TEL 03-3527-2226
Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階
都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分
メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分
e-Mail info@interart7.com
TEL 03-3527-2226