野村 仁衣那 「誰のものでもない部屋」
会期|2023年10月25日(水)~11月5日(日)
時間|水-金13:00-19:30 土日祝12:00-18:00 月火休廊
会場|Gallery TK2 東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F
東日本橋駅、馬喰横山駅から2~3分、馬喰町駅から6分、小伝馬町駅から8分
https://www.interart7.com/nomuraniina
作家ステートメント:
一見無機質に見えるプラスティックにはんだごてで熱を加えて穴をあけることで、光の細胞を宿した。多様な種類こそあれ、プラスティックの原料である石油は、太古のプランクトンの死骸が、長い年月をかけて大地の熱や圧力を受けて生まれた。私にとって穴をあける行為は、時間の流れを物質に込める作業であり、素材が持つ起源を露わにし、心象風景として再生させるためにある。私たちの身の周りにあるものは、大きな時の流れの中で徐々に姿を変えてきたものであり、また私たち人間もその一部である。
プラスティックという素材は、環境問題において疎ましく思われているが、この光の細胞の輝きは、現代の私たちの暮らしに潜む脈々たる自然との繋がりを照らし出している。
野村 仁衣那 (Nomura Nina)
東京都生まれ。
大学で日本文学を学んだ後、就職。
小売業の会社で働く中で空間とプロダクトの関係に興味を持ち、桑沢デザイン研究所昼間部で空間デザインを学ぶ。日常風景で見慣れたモチーフや素材を穴で埋め尽くし、現代でのものとひとの関わりにおける本当の豊かさとは何かを考え続ける "Life Through Holes" の制作を中心に活動を行っている。
2021年スパイラル青山 SICF22 審査員賞(MIKIKO賞)受賞。
2022年 DESIGNART TOKYO 2022 UNDER30 受賞。
(Selected by Astrid Klein & Mark Dytham )
[展示歴]
Solo Exhibition
2023
Immortal Garden 不朽の庭 / Iwao gallery
2022
Designart Tokyo 2022 / 日比谷OKUROJI *U30 受賞(東京)
Nina Nomura Exhibition / ライズギャラリー(東京)
Group Exhibition
2023
心音 / issuing Gallery (深圳・中国)
RO Plastic Prize 2023 Finalists Exhibition / Rossana Orlandi Master Gallery(ミラノ・イタリア)
ART NAGOYA 2023 / Jill d'art Gallery(名古屋)
Now You Know! vol.2 / Whimsy Works, (台北・台湾)
2022
Figgy Pudding / Jill d'art Gallery(名古屋)
Shibuya Art Awards 2023 入選 (東京)
二人展 A D D / Katsuya Susuki Gallery(東京)
SICF22 受賞者展/ 青山スパイラル(東京)
Life with Art / アートルーム企画室(東京)
2021
SICF22 / 青山スパイラル *MIKIKO賞 受賞(東京)