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武永 リヨ 作品展 「虹のかかる空」
家や仕事場において、物理的には自分の椅子が居場所となり、それの位置や形が記号のように、その人の人生とつながっている。
武永リヨの作品に描かれる椅子の配置や大きさで、そこに座るであろう人の存在を感じられる。
武永 リヨ (Takenaga Liyo)
大阪府吹田市出身
2005年 大阪芸術大学美術学科抽象コース卒業
〔武永リヨ 作品ステートメント〕
私の実家では食卓を囲む椅子は家族の人数分あり、
何となく誰がどこに座るのか決まっていました。
大学に通うために実家を離れたのですが、
長期休みで帰省した際、
私が座っていた椅子(席)が片付けられていました。
その体験から
「椅子(席)がある=その人がその場所に存在する・居場所がある」
と私の中で人と椅子が強く結び着きました。
それから、絵の中に人の代わりに、
人が居ることを表す記号として椅子を描き込むようになりました。
椅子を描き込んだ絵を発表していくうちに、
ご覧になった方々からごたくさんの感想をいただきました。
例えば、椅子が横に2脚並んでいる絵でも
観る方のよってそこに「カップル」が存在するように見えたり、
「親友」や「姉妹」、「親子」であるように感じたりと
観る方の感覚や状況によって
絵の中の椅子が様々な役を担ってくれる事に気づかされました。
椅子というモチーフ自体には性別も年齢もありません。
ただシンプルに「人の存在」を感じるアイテムだからこそ
ご覧になった方がそれぞれ、そこに感じたい誰かを見てくださる。
「二人でいると幸せだね」「一人の静かな時間もいいね」
「みんなで集まると楽しいね」
そんなコアになる要素だけを画面に大切に残して、
そこに誰がいるのかは観てくださる方にゆだね、
想像して感じてもらえる絵を目指しています。
もともと私自身、人の多様性を尊重していきたいという
考え方を若い頃から持っていました。
型にはまった性別や年齢を明確に描かずに、
人と人との心の距離や関係性を表現できる椅子というモチーフに
日々、惹かれ、
もっともっと、椅子を使って色んな絵が描けるのではないかと
現在も描き続けています。
会 期 | 2020年7月29日(水)~8月9日(日) 入場無料
開場時間 | 水~金 12:00~19:30
土日祝 12:00~18:00 最終日17:00まで 月火休廊
会 場 | Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階
e-Mail info@interart7.com
TEL 03-3527-2226
都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分
メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分
Gallery TK2
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都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
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